アンガーマネジメントと
感情(怒り)のコントロール方法について
ある日の学校での出来事・・・
ねぇ、まりりん。
実は、このプレゼントなんだけど…
実は、このプレゼントなんだけど…
高橋くん
まりりん
えっ?私にプレゼント?
高橋くん、ありがとうー!
高橋くん、ありがとうー!
あ、いや、まりりんにじゃなくて、
後で河井さんに渡してくれないかな?
後で河井さんに渡してくれないかな?
高橋くん
まりりん
もぉー!
高橋くんなんて大っ嫌い!!
高橋くんなんて大っ嫌い!!
えっ?まりりん、待ってよー!
高橋くん
他に誰も居ない職員室で、
洋子先生に相談するまりりん。
まりりん
はぁ。。。
どうしてあんなこと
言っちゃたんだろう。
どうしてあんなこと
言っちゃたんだろう。
怒りのコントロールが
上手くできなかったのね。
上手くできなかったのね。
洋子先生
まりりん
洋子先生、どうやったら
感情のコントロールってできるんですか?
感情のコントロールってできるんですか?
そうねぇ、だったら
催眠術師Xに聞きに行ってみる?
催眠術師Xに聞きに行ってみる?
洋子先生
Xの館へ移動する一同。
おや?今日はどうしたんだい?
催眠術師X
まりりん
怒りのコントロール方法について
教えて欲しいんです。
教えて欲しいんです。
洋子先生
学校でお友達と
喧嘩しちゃったみたいで。
喧嘩しちゃったみたいで。
洋子先生
Xさん、怒りの取り扱いについて
教えて頂けませんか?
教えて頂けませんか?
なるほど、分かりました。
アンガーマネジメントについですね。
アンガーマネジメントについですね。
催眠術師X
まりりん
ハンガーマネジメント?
ちがーう!
アンガーマネジメント!
アンガーマネジメント!
催眠術師X
怒りをコントロールする
ということだよ。
ということだよ。
催眠術師X
洋子先生
アンガーマネジメントって
最近よく聞くようになりましたよね。
最近よく聞くようになりましたよね。
そうですね。
ほとんどすべての人が
一度は悩む問題でもありますからね。
ほとんどすべての人が
一度は悩む問題でもありますからね。
催眠術師X
洋子先生
たしかにそうですね。
まず、「怒り」について
考える時のポイントは、
2つの段階に分けて考える事です。
考える時のポイントは、
2つの段階に分けて考える事です。
催眠術師X
洋子先生
2つの段階?
えぇ、そうです。
一つ目は、日常生活の中で
「怒り」を溜めないようにすること。
一つ目は、日常生活の中で
「怒り」を溜めないようにすること。
催眠術師X
洋子先生
ふむふむ。
二つ目は、溜まってしまった
「怒り」をどう扱うのか?
「怒り」をどう扱うのか?
催眠術師X
洋子先生
なるほど、それぞれ対処法が
あるわけですね?
あるわけですね?
そういうことです。
今から説明していきますね。
今から説明していきますね。
催眠術師X
①日常生活で怒りを溜めない
まず最初に、覚えておいてもらいたいのは、
怒りというのは、
火山の噴火と同じなんですよ。
怒りというのは、
火山の噴火と同じなんですよ。
催眠術師X
洋子先生
火山の噴火と同じ?
えぇ、そうです。
我慢して押し込めてしまうと、
マグマが溜まっていつか
大爆発を起こしてしまうんです。
我慢して押し込めてしまうと、
マグマが溜まっていつか
大爆発を起こしてしまうんです。
催眠術師X
洋子先生
まぁ、それは大変。
だから、小出しに出す方が、
大きな噴火は無くなるんですよ。
大きな噴火は無くなるんですよ。
催眠術師X
洋子先生
なるほど~、不満を溜め込まずに
すぐに吐き出す方がいいということですね。
すぐに吐き出す方がいいということですね。
そうなんです。
だから大事なのは、
「本音で生きる」っていうことなんですよ。
だから大事なのは、
「本音で生きる」っていうことなんですよ。
催眠術師X
まりりん
本音で生きる…
今回、まりりんは高橋くんに対して
爆発してしまったわけだけど、
普段から何か言いたいことを
我慢して溜め込んでいなかったかい?
爆発してしまったわけだけど、
普段から何か言いたいことを
我慢して溜め込んでいなかったかい?
催眠術師X
まりりん
・・・
洋子先生
そういえば、
高橋くんが河井さんと仲良くしている時、
不機嫌になってた気がするわね。
高橋くんが河井さんと仲良くしている時、
不機嫌になってた気がするわね。
なるほど、
そういうことだね。
そういうことだね。
催眠術師X
洋子先生
でも、Xさん。
本音で生きていたら
不満は溜まらないかもしれないけど、
周りとの軋轢を生むのではないですか?
本音で生きていたら
不満は溜まらないかもしれないけど、
周りとの軋轢を生むのではないですか?
もちろん、表現方法は
考える必要がありますよ。
考える必要がありますよ。
催眠術師X
洋子先生
表現方法ですか?
そうです。例えば、
行きたくない飲み会に誘われたら、
先生ならどうしますか?
行きたくない飲み会に誘われたら、
先生ならどうしますか?
催眠術師X
洋子先生
う~ん、我慢して
行っちゃうかもしれないです。
行っちゃうかもしれないです。
それだと、本音で生きていないので
不満が溜まってしまい、
いつか爆発しちゃいますよね。
不満が溜まってしまい、
いつか爆発しちゃいますよね。
催眠術師X
洋子先生
じゃあ、
「行きたくないので行きません!」
と言った方がいいんですか?
「行きたくないので行きません!」
と言った方がいいんですか?
それだと、周りの人と
軋轢を生んじゃいますよね。
軋轢を生んじゃいますよね。
催眠術師X
洋子先生
じゃあどうすれば良いのかしら?
まりりん
行きたくないという本音の生き方を通しつつ、
相手を傷つけないように
断ればいいんじゃないですか?
相手を傷つけないように
断ればいいんじゃないですか?
その通りだよ。
本音の生き方を通しつつ、
でも、伝え方は工夫する。
本音の生き方を通しつつ、
でも、伝え方は工夫する。
催眠術師X
洋子先生
なるほど。
そういうことなんですね。
そういうことなんですね。
②溜まった怒りはエネルギー源にする
洋子先生
では、すでに溜め込んでしまった
「怒り」については
どうすればいいのですか?
「怒り」については
どうすればいいのですか?
溜まってしまった「怒り」は、
前に進むためのエネルギー源に
してしまうのがコツです。
前に進むためのエネルギー源に
してしまうのがコツです。
催眠術師X
洋子先生
どういうことですか?
「怒り」や「不満」を
他の人にぶつけるのではなく、
自分を高める事に使うという意味です。
他の人にぶつけるのではなく、
自分を高める事に使うという意味です。
催眠術師X
洋子先生
ふむふむ。
例えば、インドの聖者のガンジーは、
次のような言葉を残しています。
次のような言葉を残しています。
催眠術師X
私は、苦い経験を通じて、最高の教訓をひとつ学んだ。怒りをコントロールするということだ。蓄えられた熱がエネルギーに変わるように、抑制された怒りを、世界を動かす力に変えることができる。
洋子先生
へぇ~、ガンジーも同じことを
おっしゃっているんですね。
おっしゃっているんですね。
そうなんです。
つまり、「怒り」を持ってしまうことが
ダメなんじゃないんです。
つまり、「怒り」を持ってしまうことが
ダメなんじゃないんです。
催眠術師X
その「怒り」を他の人にぶつけて
傷つけてしまうことがダメなんですよ。
傷つけてしまうことがダメなんですよ。
催眠術師X
洋子先生
ふむふむ。
だから、勉強や目標達成のためなど、
自分を高めることに使うのは
オッケーなんですよ。
自分を高めることに使うのは
オッケーなんですよ。
催眠術師X
洋子先生
なるほど。
実際に、不満を元に
成功している人って
めちゃくちゃ多いんですよ。
成功している人って
めちゃくちゃ多いんですよ。
催眠術師X
洋子先生
たしかに。
不満をバネに頑張れますもんね。
不満をバネに頑張れますもんね。
そしてこれは、「怒り」だけではなく、
ネガティブな感情全般に言えることなんです。
ネガティブな感情全般に言えることなんです。
催眠術師X
洋子先生
あらっ?
怒りだけじゃないんですか?
怒りだけじゃないんですか?
そうなんです。例えば・・・
恨み、妬み、嫉み、不安、憂鬱、焦り、
イライラ、恐怖、後悔、憎悪・・・etc.
恨み、妬み、嫉み、不安、憂鬱、焦り、
イライラ、恐怖、後悔、憎悪・・・etc.
催眠術師X
洋子先生
まぁ、こんなにたくさんあるのですね。
はい。これらをまとめて
「負の感情」と言ったりしますが、
怒りと同じで、前に進むための
エネルギー源にしてしまえばいいんです。
「負の感情」と言ったりしますが、
怒りと同じで、前に進むための
エネルギー源にしてしまえばいいんです。
催眠術師X
洋子先生
無理にネガティブな感情を
抑え込むよりもいいですよね。
抑え込むよりもいいですよね。
洋子先生
私もこれからは、
自分を高めるためのエネルギー源として
活用してみますわ。
自分を高めるためのエネルギー源として
活用してみますわ。
おーい、まりりーん!
高橋くん
まりりん
え?高橋くん。
どうしてここに?
どうしてここに?
たぶんここじゃないかと思ってね。
高橋くん
まりりん
さっきは怒ったりしてごめんね。
ううん、僕の方こそごめん。
高橋くん
まりりん
私、高橋くんのことが好き。
えっ?
高橋くん
まりりん
でも、高橋くんは
河井さんのことが好きなんでしょう?
河井さんのことが好きなんでしょう?
まりりん
だから、返事はいらないの。
私が好きだってことを
伝えたかっただけだから。
私が好きだってことを
伝えたかっただけだから。
まりりん・・・
高橋くん
まりりん
あースッキリした!
言いたいこと言ったら、
お腹が減って来ちゃったなぁ~。
言いたいこと言ったら、
お腹が減って来ちゃったなぁ~。
まりりん
さぁ、イチゴケーキ食べにいこうっと!
うふふっ。
青春ねぇ。
青春ねぇ。
洋子先生
まとめ-本日判明したこと-
・日常生活の中で「怒り」を溜めないようにする
・そのためには、「本音で生きること」
・ただし、表現方法には気を付けること
・怒りを人にぶつけるのではなく、
自分を高めるためのエネルギー源にしてしまう
・他のネガティブな感情も基本は同じ
・まりりんは高橋くんが好き
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