- 催眠術のテンプレート(台本)が知りたい!
- 催眠術師が使う言葉や構文を教えて欲しい!
- 凝視法と閉眼法ってなに?
催眠術には様々な種類があり、1つ1つ覚えようとすると大変です。
しかし、催眠術のかけ方には共通点があるので、テンプレート化したものをご紹介します。
◆目次
言葉をマネするだけの【催眠術のテンプレート】を公開!
催眠術のテンプレートってなんですか?
催眠術をかける流れみたいなものだよ
催眠術をかける時に大事なのは、「5つのステップ」です。
5つのステップというのは、
「宣言⇒スイッチ⇒追い込み⇒確認⇒解除」
の流れです。
この流れを含んだテンプレートを覚えると、
催眠術をかけやすくなるのでご紹介します。
催眠術のテンプレート
<宣言>3つ数えると、あなたは〇〇になります。
<スイッチ>1つ、2つ、3つ
<追い込み>もう〇〇になっています。
<確認>○○できますか?
<解除>3つ数えると、催眠術が解けます。1つ、2つ、3つ。
今からステップを1つずつ順番に解説します。
①宣言
3つ数えると、あなたは〇〇になります。
最初に、体験者がこれからどういう状態になるのかを宣言します。
この時に、何をしたらその状態になるのかという「スイッチ」も同時に決めておきます。
今回のケースだと、「3つ数える」をスイッチにしています。
②スイッチ
1つ、2つ、3つ
①宣言 で決めた「スイッチ」を行います。
スイッチとは、宣言した状態に切り替わる合図のことです。
スイッチとしてよく使われるのは、
「3つ数える」「指を鳴らす」「手を叩く」などさまざまですが、
宣言の時に決めたスイッチであれば何でも大丈夫です。
③追い込み
もう〇〇になっています。
宣言の内容を繰り返し唱えます。
さらに、他の反応を引き出したい場合は、言葉を追加していきます。
④確認
○○できますか?
催眠術にかかっているか確認しましょう。
⑤解除(解き方)
3つ数えると、催眠術が解けます。1つ、2つ、3つ。
最後にしっかりと催眠術を解きます。
1度で解けない場合は、繰り返し解除を行いましょう。
催眠術の解き方の詳細はこちらで解説していますので、
合わせてご覧ください↓
次は、凝視法と閉眼法のテンプレートについて解説します。
凝視法と閉眼法の違いは?準備の段階が違う
凝視法と閉眼法の違いは、<宣言>をする前の<準備>の段階にあります。
実際に、凝視法と閉眼法のテンプレートを見比べてみましょう。
凝視法のテンプレート
<準備>手をジーっと見てください。
<宣言>3つ数えると手が開かなくなります。
<スイッチ>1つ、2つ、3つ
<追い込み>手が固まって開きません。
<確認>開きますか?
<解除>3つ数えると、手が開きます。1つ、2つ、3つ。
閉眼法のテンプレート
<準備>軽く目を閉じてください。
<宣言>3つ数えると椅子から立てなくなります。
<スイッチ>1つ、2つ、3つ
<追い込み>もう椅子から立てません。
<確認>立てますか?
<解除>3つ数えると、立てるようになります。1つ、2つ、3つ。
どちらも、「宣言⇒スイッチ⇒追い込み⇒確認⇒解除」の5つのステップは同じです。
凝視法と閉眼法の違いは、<宣言>の前の<準備>の段階にあります。
催眠術をかける前に、
- 一点を凝視してもらう(凝視法)
- 目を閉じてもらう(閉眼法)
などの状態になってもらってから催眠術をかけることが多いのですが、
この<準備>の部分が違うのです。
「凝視法」と「閉眼法」はどちらが良いの?
「凝視法」と「閉眼法」のどちらで催眠術をかけたら良いのでしょうか?
実は、すべての催眠術はどちらの方法でもかけることが可能です。
ただし、催眠術の種類ごとに、どちらの方法を使うことが多いのかというある程度の傾向はあるので簡単にご紹介しておきます。
催眠術の種類による分類
凝視法が使われることが多い催眠術は、
「手が開かない」「腕が曲がらない」「ペットボトルを好きになる」などです。
対象物がある催眠術の場合は、
対象物を凝視してもらうことが多いです。
閉眼法が使われることが多い催眠術は、
「椅子から立てない」「名前を忘れる」「好きな芸能人に会える」などです。
リラックス系の催眠術や、イメージを重視する催眠術では、
閉眼法を使用されることが多いです。
準備は必須なのか?
実は、<準備>の段階を飛ばしても催眠術をかけることはできるため、必須ではありません。
そのため<準備>は、5ステップにも入れていません。
例えば、次の動画の「手が頭から離れない催眠術」では、
「凝視法」と「閉眼法」などの準備の段階を入れずにいきなり催眠術をかけています。
上記の動画のかけ方は、催眠術に慣れた人のかけ方ですが、
一点を凝視したり、目を閉じてもらうという<準備>の段階が
必須ではないことはお分かり頂けたと思います。
また、催眠術をかけることに慣れてくると、
5ステップすら省略して掛けることも可能です。
ただし、最初に催眠術を覚える時は、
「準備+5ステップ」をしっかりと意識して、
テンプレートの真似をするところからスタートなので、
今回公開したテンプレートをしっかりと覚えることをオススメしています。
催眠術のかけ方の全体像を下記の記事で詳しく解説していますので、
ぜひ合わせてお読みください↓