自己催眠とその習得方法について
ある日の学校での出来事・・・
高橋くん
ねぇ、津古見くん。
”自己催眠”って知ってる?
”自己催眠”って知ってる?
聞いたことはあるけど、
いまいち意味は分かってないんだよね。
いまいち意味は分かってないんだよね。
津古見くん
高橋くん
そっかぁ。
僕も興味があって調べてるんだけど、
まだ理解できてないんだよなぁ。
僕も興味があって調べてるんだけど、
まだ理解できてないんだよなぁ。
それなら、催眠術師Xに聞けば
分かるんじゃない?
分かるんじゃない?
まりりん
高橋くん
あ、そうだね!河井さん、
Xはどこにいるか知ってる?
Xはどこにいるか知ってる?
それなら、私の家に居るから、
案内してあげるわ。
案内してあげるわ。
河井さん
なんで河井さんの家にいるんだろう??
高橋くん
河井さんの家に到着し、
催眠術師Xに事情を説明する一同。
なるほどね。じゃあ今日は、
「自己催眠」について教えてあげよう。
「自己催眠」について教えてあげよう。
催眠術師X
まりりん
やったー!
じゃあ、凛ちゃん。
ちょっと来てもらえる?
ちょっと来てもらえる?
催眠術師X
アイドル凛ちゃん
はーい!
え?え?
なんでアイドルの凛ちゃんがここに?
なんでアイドルの凛ちゃんがここに?
高橋くん
凛ちゃん
TV番組で体験してから、
催眠術の虜になっちゃって。
それで”先生”に弟子入りしたんです。
ね?先生♡
催眠術の虜になっちゃって。
それで”先生”に弟子入りしたんです。
ね?先生♡
師匠は忙しいから
弟子は間に合ってるわよ。
弟子は間に合ってるわよ。
河井さん
凛ちゃん
え~、いいじゃないですか〜!
津古見くん
・・・それで、
自己催眠っていうのは?
自己催眠っていうのは?
あぁ、そうだったね。
自己催眠って言うのは文字通り、
自分で催眠術に掛かることだ。
自己催眠って言うのは文字通り、
自分で催眠術に掛かることだ。
催眠術師X
まりりん
そんなこと本当にできるの~?
あぁ、できるよ。
というか、「全ては自己催眠」だからね。
というか、「全ては自己催眠」だからね。
催眠術師X
まりりん
???
まぁ、それは後々説明していくよ。
それより、ちょうど凛ちゃんは、
自己催眠の練習をしていたところなんだよ。
それより、ちょうど凛ちゃんは、
自己催眠の練習をしていたところなんだよ。
催眠術師X
凛ちゃん
私も自分でジュースの味を
変えられるようになりたいと思って!
変えられるようになりたいと思って!
すごーい!
それ、私もやりた~い!
それ、私もやりた~い!
まりりん
津古見くん
凛ちゃん、自分で味を
変えられるようになったの?
変えられるようになったの?
うん、今はサポート付きで練習してるけど、
自分で少し変えられるようになったよ。
自分で少し変えられるようになったよ。
凛ちゃん
まりりん
すごーい!
高橋くん
サポート付きの練習?
具体的には何をしてるんですか?
具体的には何をしてるんですか?
何度も催眠術を掛けて、
催眠状態に入る感覚を
覚えてもらっているんだよ。
催眠状態に入る感覚を
覚えてもらっているんだよ。
催眠術師X
高橋くん
ふむふむ。
これを繰り返すと、
自分で”催眠状態”に入ることができるんだよ。
自分で”催眠状態”に入ることができるんだよ。
催眠術師X
凛ちゃん
今は自分の状態を
ある程度コントロールできるようになったの。
ある程度コントロールできるようになったの。
高橋くん
それはすごい!!
僕も一人で自己催眠の練習をしてたけど、
全然入れるような気がしなかったんです。
僕も一人で自己催眠の練習をしてたけど、
全然入れるような気がしなかったんです。
まぁ、自分で臨場感を作れるのなら、
一人でもできるよ。
だけど、最初は他の人に
サポートしてもらった方が入りやすいかな。
一人でもできるよ。
だけど、最初は他の人に
サポートしてもらった方が入りやすいかな。
催眠術師X
高橋くん
サポートですか?
うん、そうだよ。
例えるなら、自転車の練習と似てるかな。
最初は、補助輪付きで
自転車の練習をするでしょ?
例えるなら、自転車の練習と似てるかな。
最初は、補助輪付きで
自転車の練習をするでしょ?
催眠術師X
高橋くん
はい。最初は補助輪が無かったら、
転んでしまいますよ。
転んでしまいますよ。
そうだね。そして、
自転車の補助輪っていうのが
催眠術師の役割りなんだ。
自転車の補助輪っていうのが
催眠術師の役割りなんだ。
催眠術師X
高橋くん
ふむふむ。
いきなり自転車に乗ろうとしても
バランスを崩すけど、補助輪付きで練習して、
そのあとに補助輪を外したらみんな乗れるだろう?
バランスを崩すけど、補助輪付きで練習して、
そのあとに補助輪を外したらみんな乗れるだろう?
催眠術師X
高橋くん
あぁ、そうか!
催眠術師が一緒にサポートしてくれることで、
催眠状態に入りやすくなんだ!
催眠術師が一緒にサポートしてくれることで、
催眠状態に入りやすくなんだ!
その通りだよ、高橋くん。
催眠術師X
ふふっ、高橋くんって
いつも理解が早いのね。
いつも理解が早いのね。
河井さん
高橋くん
いやぁ~、そんなことないですよ~。
まりりん
で、その後はどうするの?
あれ?まりりんがまた怒ってるような・・・
津古見くん
補助輪付きで自転車に乗れるようになったら、
その後は、補助輪を外せば
一人でも乗れるようになるだろう?
その後は、補助輪を外せば
一人でも乗れるようになるだろう?
催眠術師X
まりりん
うんっ。
同じように、最終的には、
催眠術師というサポート無しでも
催眠状態に入れるようになるんだ。
催眠術師というサポート無しでも
催眠状態に入れるようになるんだ。
催眠術師X
まりりん
へぇ~、すごい!!
そもそも、催眠術をかけるっていうのは、
相手が催眠状態に入るのを
サポートしているだけなんだ。
相手が催眠状態に入るのを
サポートしているだけなんだ。
催眠術師X
あくまでも催眠術に掛かるのは本人だからね。
催眠術師X
高橋くん
なるほど。じゃあ催眠術師は、
相手の人が催眠術に掛かれるように
「誘導」しているだけってことですね。
相手の人が催眠術に掛かれるように
「誘導」しているだけってことですね。
うん、その通りだ。
催眠術師X
津古見くん
「全ては自己催眠」っていうのは、
こういうことか~。
こういうことか~。
催眠術師はサポートしてるだけだからね。
人に誘導して掛かるのなら、
自分でも掛かることができるんだよ 。
人に誘導して掛かるのなら、
自分でも掛かることができるんだよ 。
催眠術師X
高橋くん
自己催眠のことが良く分かりました!
僕も挑戦してみようと思います!
僕も挑戦してみようと思います!
お役に立てて良かったよ。
ところで、誰にサポートしてもらうんだい?
ところで、誰にサポートしてもらうんだい?
催眠術師X
高橋くん
えっと…あの…、
河井さん、お願いできませんか?
河井さん、お願いできませんか?
ふふっ、いいわよ。
河井さん
高橋くん
ヤッター!
じゃあ、これから放課後は
私の家にいらっしゃい。
私の家にいらっしゃい。
河井さん
高橋くん
は、はい!
分かりました!
分かりました!
あっ!私も覚えたいから
一緒に練習する!
一緒に練習する!
まりりん
高橋くん
え?まりりんも?
じゃあ津古見くんも入れて
4人で一緒に練習しよう!
じゃあ津古見くんも入れて
4人で一緒に練習しよう!
あぁ、分かったよ。
津古見くん
これから賑やかになりそうだねぇ。
催眠術師X
まとめ-本日判明したこと-
・自己催眠とは、
自分で催眠術に掛かること
・自分で飲み物の味を変えることもできる
・最初は、催眠術師のサポート付きで
練習するのが良い
・慣れれば自分で催眠状態をコントロールできるようになる
・これから放課後は、
河井さんの家に集まる
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